クジラのソラ 02 読了
クジラのソラ 02 読み終わりました。01 の感想はこちら。
- 作者: 瀬尾つかさ,菊池政治
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/01
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
百合的には、...なんというか複雑。確かに百合的なところもあるんだけど、強大な目的があるから少年紙的な戦友みたいなイメージに感じてしまった...。そういうのも好きなので、逆に楽しめていたりもしますが、"そいう部分" を"百合"と判断するかは感覚次第かな。もちろん違った、百合っぽいところもある気がしますが。01 のほうが百合としては良いかも。
ストーリーとしては、よくまとまっていると思う。ただ、いろいろ明かされた後の動機付けの部分がちょっといまいちだった気もします。智香と、...雫も、かな。雫の動機に関しては上の節で書いた感じだけど、もう少しうまく練れてるといいですね。この話の中で一番描くのが難しい部分だと思うので、そこは今後に期待ですね。
後一つ、《ゲーム》のほんとうの状況ですが、読んでいて、少しブギーポップ思い出しました。言い直すと、ブギーポップ全体の根底に流れている感じと歪曲王、かな。まだ《ゲーム》は一応詳細には開かされていないんだけど、私は雰囲気からそう感じました(よく、とまではいきませんが、ときどきある展開だとは思いますが)。良くも悪くもブギーポップ世代、なんだろうなぁ。
最後に、あとがきにて 01 巻は "だいぶシーンを削って" いたって書いてあるけど、だから、"しっかりまとまって" いたように感じたのかな。もう少し描写入れられるところをコンパクトにまとめていたからかも知れませんね。悪いことではないし、むしろ良いことかな?