クジラのソラ 04 読了

　最終巻まで読了。なかなか時間がとれなかったんけど、読み始めたらがっと読んじゃった。感想書くのには時間かかっちゃった^^;。01 の感想はこちら。02 はこっち。03 はこっち。
　

クジラのソラ〈04〉 (富士見ファンタジア文庫)

　最終巻なのですけれど、この作品の世界の先をもう少し読みたいと思いました。世界情勢が魅力的です。書くの難しそうだなと思いますが、今後どうなっていくのかを想像するとわくわくしてきます。明かされていない（設定されていない？）部分の切り分けも上手で、うまく想像を刺激してくれます。
　話の全体の展開はしっかりしていたし、最終巻の盛り上がりもよくできていたと思います。続刊にしたがって動機の部分にやや雑な部分が見られていたのは少し残念でしたが、最終巻の収束に向けては納得できる展開や動きが多く、満足できました。最後の戦闘に関しては少し地味かもしれませんが、出会いからの流れをしっかりまとめる納得の行く結末を迎えていたと思います。強いて言うなら、戦略的にもうひとひねりあったら、面白かったかな、という感じでした。
　百合的には最後、すごくよかったと思います。重要なその後のおはなしが読めないのが残念です。ずっとかは分かりませんが、かなり長いこと一緒にいるんじゃないでしょうか？いろいろと膨らみます。
　中古からの入手になるのが残念ですが、おすすめです。