源氏物語 千年紀 7-11 話 視聴 (2009.09.08)

 視聴終了。前半の 1〜6 話はこちら(たいした感想じゃないですが...)。
 全編通して、面白かったです。絵にそこまで抵抗がなかったのも、楽しめた要因のひとつかもしれませんが、飽きることなく楽しめました。他のアニメより少し集中が必要でした。古典でやった内容や、そこで思い浮かべた情景が少しずつ、細切れになってでてきて、ああそうだったなあ、としみじみと感じいりました(古典の訳風)。古典も面白い話は好きだったので(文法とか嫌だったな^^;)、少しは楽しむ素地があったのかな?
 7 話、葵上亡くなってしまうの...(つД`)。お子様はその後あまり登場しなかったように思うけれど、原作ではどうなのでしょう?今回やったところの後で出てくるのでしょうか?そして、院(先帝)の崩御。こちらもやるせなかったです。光君の悲しみと葛藤も分かりました。けれど、ここに関しては、もうひとつ感情移入ができればよかったな、と思いました。
 終盤、光君の縁のある方々が去っていき、精神的にも政治的にも逆境になってくるところが、現代?の小説とは違った感じで、盛りあがりひきこまれる面がありました。頭の中将、序盤から笑いをとる役に近かったですが、最後の逆境部分から格好良くなりましたね。おにいさんの朱雀帝もかっこよかったです。光君より彼らの方がいいな。
 他に贅沢を言うと、当時の情景がもっと感じられると良かったです。といっても長さの問題で、描写を省いちゃってる側面も(詳しくはないので不明ですが)あると思うので、仕方がないのかな?とも思います。
 それにしても出家なされた藤壷と何かされるようなことにならなくて良かったです...。それともアニメ終了後のお話の中ではあるのでしょうか?少し不安です。葵の上、とてもかわいくて素敵なのですが、光君が手塩にかけて育ててというのが、どうも抵抗が...。