All-in-one gesture のコマンド「リンクを裏のタブで開く」と類似挙動のコマンドを FireGestures に追加する

FireGestures と all-in-one gesture は日本で比較的良く使われている firefox 向けのアドオンですが、ちょっとずつ違いがあって、どちらを使うか人によって違っているように思います。

両者の差異

具体的な違いとして思いついた範囲では下のようなものがあるでしょうか?

  • FireGestures のほうがメジャーアップグレード後の対応が迅速。
  • 設定できるコマンドが異なる。
  • 同一名称もしくは類似名称のコマンドの挙動が異なる。

これらの違いを考慮してどっちを使うか考えることになりますが、firefox 3.6 に移ったときに、今後のことも考えて FireGestures のほうがバージョンアップの対応と開発状況がよさそうだったため、FireGestures に乗り換えることにしました。(FireGestures の作者さんは日本の人ですし^^。)
ただそのまま設定すると、All-in-one gesture とは同じような名前のコマンドの挙動が違っていて不便です(具体的にはわたしの場合は「リンクを裏のタブで開く」)。実は、これまでこの 1 つのコマンドが All-in-one gesture のほうが便利だと感じていたため、FireGestures に移行しないでいました(ちょくちょく使ってみてはいました)。
今回、FireGestures のユーザースクリプトに、All-in-one gesture のコマンドと同じような挙動を示すコマンドを追加して乗り換えることにしました。

All in one gesture のコマンド(リンクを裏のタブで開く)と類似挙動のコマンドを FireGestures に追加

All in one gesture のコマンド「リンクを裏のタブで開く」は、リンク上でマウスジェスチャーを行うと、リンク先を裏のタブに開き、リンク上以外だと空白のタブを開きます。これを本家のこちらを参考に作って加えました。
1) アドオンから FireGestures の設定ウインドウを開き、マッピングタブを開く
2) 下の「スクリプトを追加」を押して、ユーザースクリプト作成ウインドウを開く
3) 名前を適当に入れて、こちらの「[ハイブリッド] リンクを新しいタブで開く/新しいタブ」の内容を「スクリプト」欄にコピーする。
4) このままだと、表のタブにリンク先を開いてしまうので、"FireGestures:OpenLinkInFgTab" を "FireGestures:OpenLinkInBgTab" に修正する。
 一応ここまでを行いました。厳密には新しいタブを開いた際に、裏ではなく表に出てしまいますが、これはこのままでも便利なので修正しないことにしました。ユーザースクリプトの設定の仕方を知っている人は、以下のスクリプトを追加すれば OK ということですね^^。

追加するスクリプト

try {
FireGestures._performAction(event, "FireGestures:OpenLinkInBgTab");
}
catch (ex) {
document.getElementById("cmd_newNavigatorTab").doCommand();
}